ここ能登は、今日とても荒れた天候です。風も強く、夕方にはみぞれのようなものも
降ってきました。
そんな中、我が家恒例のさわし柿をかめから取り出す作業に追われました。
我が家にある柿の木は(かなりの老木ですが)、残念なことに渋柿なので
そのままでは食べられず、さわし柿にしないと食べれません。
ここでは紋平(もんべ)とよばれる種類の柿です。
竹で作った柿もぎでとった柿は、柿のへたにアルコールをつけて
一つ一つ昔から使っているかめの中に並べていきます。
かめの中に柿がいっぱいになったら、新聞紙、ビニールをかぶせて密封し
6日間おいておきます。
6日後、かめから取り出した柿はみごとに甘柿に変身、何ともいえない甘さの美味しい柿の
出来上がりです。時には、まだ渋みが残っている場合もあるので、その時はもう一日
ふたをしておいておきます。
家族だけでは食べきれないので、県外にいる子供や親戚、近所の方にもおすそわけします。
私が嫁に来るずーと前から続いているこの作業、次の時代へと伝えていきたいと思っていま
す、柿が実るかぎり・・・