今日はもろ味を搾りました。
二年間、じっくりと発酵、熟成させたもろ味。
塩角も取れ、とても良い具合に仕上がりました。
一枚、一枚丁寧に搾り、90cm四方の濾布に包んでいきます。
全部で400枚もあるので大変です。
もろ味を均等に搾れるようになるには、やはりある程度の年数がかかります。
多くても横からはみ出てしまうし、少ないと薄っぺらくなってしまいます。
こうして搾られたもろ味は、生揚げとなってしたたり落ち、残りは醬油かすとなっていきます。
夕方、誰もいなくなって静まりかえった蔵のなか、搾られた生揚げが 「 ぽた・ぽた 」 と
したたり落ちる音はとても神秘的なものです。