先日の新聞で「金沢に【国連大高等研究所いしかわ・かなざわオペレーチィング・ユニット】が開所し、里山などをテーマにした研究が進められる」という記事を目にしました。
所長に就くあん・まくどなるど氏は今まで日本の農村や漁村の研究に取り組み、「能登半島に魅せられ、日本海にあこがれた、歴史、文化を保全してきた能登半島は世界のモデルになる、この素晴らしい石川で地域密着の活動を進めたい」とおっしゃっています。
偶然にもこの記事を目にする一ヶ月ほど前、【能登の里山里海と野生生物】という講演を聴きました。
里山里海とは、様々な形で繰り返し人々が利用してきた場所で、身近な自然との接点である、と述べられました。
里山、里地、里海は川(水)によってつながっているものだが、河口堰や砂防ダムの整備、河床のコンクリート化などで人間の生活が便利になったがため、生きものが自由な往来ができず(産卵場所に戻れない)身近な生きものが減少してしまったそうです。
能登の里山里海の再生には、河川環境(護岸、えん堤、ダム)を再整備し、水辺の生きものの生活環境、生息場所の再生復元が必要であり、里山里海の環境が昭和30年ごろに復元できれば、トキの放鳥も夢ではない、と力説されていました。
能登の素晴らしい自然が失われないよう、そして少しでも復元できるよう願っています。