今日は仕込み3日目、出麹の日です。
前日、2回の手返しをし温度管理された麹は、水分も発散され胞子がついて
黄色く色づいてきます。
杉樽に移された麹は一定の濃度の食塩水と混ぜ合わせます。
この一連の作業を「出麹」といいます。
黄色く色づいた麹を移動させるので、蔵全体に黄色い空気が漂い、この作業にはマスクと
帽子(手拭い)が欠かせません。
それでも出麹が終わったあとは、髪の毛や鼻の穴はまっ黄色、なかなか大変です。
これから二年近く、定期的に櫂つき(攪拌)をして十分に発酵、熟成させます。
こうして美味しい諸味が出来上がるのです。